スタッフメッセージ

「未来に生きる街」創作にあたって

わらび座 栗城 宏

かつて私は大学で鉱物・鉱床学を学んでいた。 当時すでに日本には採算に合う鉱山は少なく、学問の世界に生きることもあきらめ、石を叩くのをやめてわらび座で太鼓を叩き始めてしまった。 それから25年。 なんの巡り合わせなのだろうと思いつつ鉱山に取材に行くと、小坂鉱山・製錬所が生まれ変わっていて驚いた。

・・・エコという概念はとても大事なものだが、人間一人の努力がなにほどのものかと考えるとむなしい。 地球の温暖化・昨今の経済不況、子供たちも若者たちも未来に対して漠然とした不安を抱えている。 その不安に対して大人は明確な答えを出せていない・・・しかし答えのひとつが小坂町にあると思った。

この作品は小坂町の鉱山再生ドキュメントではない。 日本に生きているすべての若者がふるさとを再発見し、自分自身を再発見し、未来に生きるエネルギーを感じていただければ、、、、、と願っている。