「わらび座」の名前の由来

「わらび座」の名前の由来

春になると、小さなこぶしをもたげて土の中からむくむくと芽を出すわらび。 野火で焼かれれば焼かれるほど、太くたくましく生えてくる。 その根っこは地下4〜5メートルも深くのびています。

東京で「海つばめ」と名乗っていましたが、本格的に日本の民族芸能の仕事をするため、 秋田県に定住した時、その土地の人々から芸能ばかりでなく、東北各地のさまざまな歴史を、 教えていただきました。そのなかで、「わらびの根っこ」も見せていただきました。 昔、東北の人々は大凶作で作物がひとつもとれなかった時、わらびの根っこを堀り、 その澱粉(でんぷん)で餅をつくって、飢えをしのいだといいます。 1度掘るとその場所からは2度と芽が出なくなるので、部落の共有財産とし、 みんなで話し合って堀る場所を決めたといいます。

その話から、生きる力の根っこになるような仕事をしよう、人々と共に、土にしっかり根をはり、 暮らしに役立つ仕事がしたいと「わらび座」と名付けました。

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