劇団わらび座

制作意図・ものがたり

制作意図

宮沢賢治シリーズ第3弾 「どんぐりと山猫」の制作にあたって
2014年に「どんぐりと山猫」は発行90年を迎えます。 2014年度から上演する新しい小学校作品として、ミュージカル「どんぐりと山猫」を企画いたしました。ご好評いただいた「セロ弾きのゴーシュ」に引き続き、宮沢賢治の作品の中でも心温まる童話として知られている本作品を取り上げます。主人公の一郎は、目立たない奥手の少年です。そんな一郎が、山の自然や動物たちと関わる中でいつの間にかハキハキ話すことが出来るようになり、最後には互いに主張を譲らないどんぐり達の仲裁をします。 「このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらい」(一郎の言葉より)ミュージカル「どんぐりと山猫」では一郎の不思議な経験を通し、“自分は自分でいいんだ!”という発見を子どもたちに届けていきます。

ものがたり

 ある日の夕方、一郎におかしなハガキが届きました。「明日めんどうな裁判をや るから来てください」と書いてあります。差出人は山猫。一郎に裁判の手助けをしてほしいというのです。
 ハガキを手に出かける一郎。栗の木やキノコの音楽隊、笛吹きの滝に出会いながら森を進んでいくと、うつくしい金色の草原で山猫が待ち構えていました。そのまわりにはたくさんのドングリ達。頭のいいドングリ、大きなドングリ、とんがり頭のドングリ・・・みんな口々に自分がえらいと言って山猫の仲裁をききません。はたして一郎はこの裁判を解決することはできるのか?!

登場人物

●一郎・・・勉強が好きな小学校6年生。明るく賢く、弁護士の父を尊敬してい る。もうすぐ中学生になることを考えるとデンちゃんのことが少し 疎ましい。
●デンちゃん・・・一郎の幼馴染で同級生。自然が大好きで、家族想いでおっと りしている。一郎のことを慕っている
●馬車別当・・・山猫に仕える、人間か自然かよくわからない摩訶不思議なや つ。バカがつくくらいの正直者で働き者
●山猫・・・山で行われる裁判を取り仕切る。威厳はあるが、実のところ問題を 解決したためしがない。
●栗の木、キノコのピノコ、滝の精・・・森の中で一郎に出会い、色々な問題を 投げかけてくる。山猫のもとへ道案内をしてくれる。
●どんぐりたち・・・自分が一番偉いと言い張り、争っている。

過去の宮沢賢治作品のご紹介

【銀河鉄道の夜の実績】
公演期間:2004年~2007年
公演回数:582回
観客動員数:約30万人

【セロ弾きのゴーシュ実績】
公演期間:2011年~2014年
公演回数:472回予定
観客動員数:約20万人(予定)

セロ弾きのゴーシュ感想
●ねこや、かっこうや、おおかみやたぬきや、ねずみや、トラがでました。チェロやバイオリンやトランペットがありました。たいこもありました。またみたいなとおもいました。(1年生)

●たくさん来た動物たちだけど、一番大切なことを教えたのはねずみだと思いました。だれかのためにやろうとする気持ちがなければ、人に伝わらないんだと思いました。(6年生)

●歌あり、踊りありの中にも、メッセージがしっかり入っていて、子どもたちも「あきらめない気持ち」を感じ取っていた。(先生)

●こどもたちは大変感動し、ゴーシュの話があちこちから聞こえてきました。学校図書館でも、セロ弾きのゴーシュの本を読む子どもたちの姿が見られ、心に残る体験をさせていただいたと感謝しております。(先生)

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