ものがたり

 慶応2年1月22日、京都伏見の旅籠寺田屋では坂本龍馬をめぐる女性たちの恋のさやあてが始まっていた。 とぼける龍馬。その夜、京都所司代見廻組に急襲され、薩摩藩邸に逃げ込んだ龍馬は西郷隆盛に見守られ、おりょうと祝言をあげる。 激動の波を飛び越えながら奔走する龍馬の目に映るものは、民の暮らしと海のかなた。 無用な戦などせず、信じ合う心があれば日本は一つ、世界は一つ・・・。
 慶応3年11月15日、近江屋に向かう暗殺者たち。そして・・・
龍馬の夢は時空を超えて駆け続ける―。

「目を開け」(龍馬 独唱)

目を開け 海のかなたに  目を開け 国の行く末に

 異国の人も 人はみな人  愛の結び目 心のきずな

 信じ合えば 世界はひとつ  分かち合えば 世界はひとつ

山を越え 海を越え  それぞれの 夢を語れ

 風となり 星となり  それぞれの 愛を語れ


「希望のバトン」(終幕の合唱)

若者は心閉ざして ふれあいを求めず

  なげやりなその瞳 傷の深さを思わせる

 けれども私は 私たちは  同じ時代を 生きる仲間

  その手を広げて 振り返れ  希望のバトンを 渡すまで

悲しみの時を重ねて 人々は老いゆく

  ほのぼのと蘇る あの日あの歌あの場面

 けれども私は 私たちは  歴史を走る 中継ランナー

  その手を広げて 振り返れ  希望のバトンを 渡すまで

  その手を広げて 振り返れ  希望のバトンを 渡すまで