スタッフメッセージ

心の交流を丁寧に 紡ぎ合う一助になれば

脚本・演出 栗城 宏

この仕事を受けた時、なんて難しい仕事を受けてしまったのだろう、と正直後悔しました。 実は今でもそう思っています。 創作のヒントが欲しくて自殺問題に取り組んでいる方から話を聞きました。 「なぜ秋田県の自殺率はずっと全国一なのか」という疑問を持っていましたが、その原因を究明する事よりも「気づき・つなぎ・よりそう」という言葉が心に残りました。 「地域が変わる事が自殺を食い止めるためには一番大事。 関わり合いを持ち、いろんな事を語り合い、誰かにあてにされていると思える事が大切なのだ」と。 このミュージカルが自殺予防の一助になるかどうかはわかりません。 でも、ささやかでも隣近所のネットワークが広がり、心の交流を丁寧に紡ぎ合う一助になればと願っています。

県政だより「秋田で元気に!」平成24年3月号より

栗城宏(くりき ひろし)プロフィール

福島県出身。1986年入座。
8年間役者として舞台で活動した後、劇団の文芸部に所属し多くの作・演出を手がける。 平成19年度には文化庁海外研修制度にてアメリカ合衆国オレゴン州アッシュランドのシェイクスピアフェスティバルに行き90日間に渡って研修を受ける。
秋田大学非常勤講師(日本語リテラシー、コミュニケーショントレーニング)

【主な作品】アメリカ公演歌舞「祈り・稔り・祭り」(演出)、 新潟市政令指定都市記念市民ミュージカル「明和義人」(演出)、 ミュージカル「小野小町」(演出)、 ミュージカル「鶴姫伝説」(演出)、 ミュージカル「誓いのコイン」(演出)、 ミュージカル「セロ弾きのゴーシュ」(脚本・演出)、 秋田県民ミュージカル「白瀬中尉物語」(脚本・演出)