原作「龍秘御天歌」(村田喜代子著/文藝春秋社刊/芸術選奨文部大臣賞受賞作)は、有田の渡来陶工たちを束ねた女性窯焼きで、96歳で亡くなった百婆仙をモデルに、最愛の夫の葬儀を故国のやり方で営むと主人公が宣言したことから、家族や皿山の町役たちが騒動に巻き込まれていく物語です。
世代の違いと家族の絆。夫婦の愛惜。自らの譲れないものとは何かを求める高齢者の問いかけ――。文化の違いをめぐる知恵のたたかいと人々の情愛を通して、「異なるものとの出会いの時代」に生きる人々に、「共に生きる心とバイタリティ」を届ける作品として企画しました。
|