舞台風景
蝦夷の民はのどかな美しい国で平和に暮らしていた。 都を移すために必要な黄金を求め、大和朝廷は蝦夷を「まつろわぬ民」として攻めてきた。蝦夷は人間の誇りをかけて立ち上がる。 頭領を誰にするべきか、鉄山を司るアラハバキの神にお伺いをたて、アテルイが蝦夷の若きリーダーになる。 山岳修験者に化け、天鈴が営む都の旅の宿にやってくる。そこで天鈴の妹佳奈と出会う 桃の花の下、田村麻呂が佳奈に求婚の返事を聞くために追ってくる。 佳奈の苦悩、田村麻呂の慕情、アテルイの情熱が入り混じる。その後、佳奈は都から姿を消し、田村麻呂は征東副将軍に任命される。 アテルイはいつ果てるともしれない戦いに憔悴している。そこへ老婆が現れ息子らしい若者の死骸の横で鍬を振るって塚穴を掘りはじめる。アテルイは手伝おうとするが、振り払われてしまう。 12年ぶりに佳奈と再開し、思いが通じあう。 田村麻呂が征夷大将軍に任命され、軍勢4万を引き連れて再び都を進発した。それを迎え討つためアテルイたちは出陣の準備で駆け回る。 大和軍と蝦夷軍が岩手山の裾野で激突し、戦いの中でタキナが命を落とす。 岩手山の麓でアテルイと田村麻呂の一騎打ちになる。岩手山が噴火し、敗走する仲間たちの姿に、アテルイは決断する…。